四十+αオトコの日々の出来事。
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そうだ、島に行こう ~一期一会~

朝日!
礼文島最終日。
ただいまの時刻午前4:00。

「みなさーん。おきてくださーい。朝日がきれいですよー。」
宿主の大声で起こされます。
これも、この宿ならではの「モーニングコールサービス」です。
僕らのようにすでに何度かこの宿を経験している人間は
およそ予想がついているのですが
初めての人は「一体なんなの(怒)」って感じで
むくむくと起きて来られます。

しかし、稚内方面の空が黄金色に燃え盛っているのを見たとたん、
皆さん大急ぎでカメラを持って外に出てこられます。

この日はちょっと雲が邪魔でありますが
朝日が本当にきれいでした。
僕の今回の礼文滞在中、初めての朝日でした。
最終日に初めて朝日とは.....(涙)。

日の出を見届けた後は、再度布団にもぐりこんで
最後の一眠りを貪ります。
その1その2その3
その4その5その6

一眠りしたあと、朝食をとり、
そして、部屋で荷物を整理していると
ヘルパーさんが布団をあげに来られて、
「○○さん(僕の本名)。楽しそうでしたね。」と
言ってくれます。

僕は照れてしまって
「そうですか?」と聞き返すのがせいぜいだったのですが、
「ええ。とても楽しそうでしたよ。良かったです。」
と言ってくれました。
ヘルパーさんの指摘を受けてしまうほど
人様が見てもうきうきしていた自分がいたのでしょう。
自分で振り返っても、楽しさあふれる5日間でした。

でも、たのしい時間は過ぎゆくのも早いもの。
そろそろ宿を発たねばなりません。

この宿では毎日朝みんなで宿の玄関で記念写真を撮ります。
宿のカメラでとったものは宿のアルバムに保管されます。
みんなのカメラも「回収」されて
ヘルパーさんがひとつひとつシャッターを押してくれます。

この島のこの宿でたまたまの偶然で、
自分の人生の一瞬を過ごした方々と撮る写真は
奇跡の瞬間を切り取るというほどドラマティックではないけれど
それでも偶然の産物であり、一瞬を過ごさせていただいた
証であり、とても貴重です。

写真を撮り終えると、宿の車でフェリーターミナルへ。
これまでは、出発した人をお見送りしていたけれど
今日は、自分が見送られる番です。

紙テープを持って、岸壁に立つ方々にお別れの挨拶です。
「5日間ありがとうございました。また、必ずきます。」
こんな時に気の利いたコメントが言えればカッコ良いのですが
平凡なコメントしか思いつきません。
御見送り
船が岸壁を滑るように出港すると、
甲板にいる同宿の人たちと一緒に僕も
「行ってきます。」と大声で叫びます。

岸壁の人たちもぐんぐんと加速していく船に追いつくように
一目さんに岸壁の先端まで走って、そして叫びます。
「いってらっしゃい!また来いよ。」
僕らも岸壁の人たちもお互いが見えなくなるまで
大きく手を振ります。

遠くなる礼文
帰りのフェリーは現実世界へ戻る調整の時間でしょうか。
それぞれもの思いにふけったり
甲板の上に寝そべったりして過ごします。
この日はちょっと波が高めで、船は大きく揺れて
甲板を歩くのも千鳥足です。
それでも、僕は船尾に立って、離れていく島をあきることもなく
見つめていました。

現実の世界へ

稚内着。
この日、同じ宿に泊まった3人が同じフェリーに乗船したのですが
僕は、昼過ぎに出発する東京行きの飛行機に。
御ひとりは、午後にでる札幌行きの高速バスに。
もうひと方は、夕方に稚内を発つ関空行きの飛行機に。
僕以外の方は時間に余裕があるので、
フェリーターミナル前の空港行きのバス乗り場で
皆さんとはお別れです。

僕:「ありがとうございました。」
お二人:「じゃあ、また。どこかで。」
本当にまたどこかで会えるのか、
それともこれで最後なのか。
それはわからないけれど、
お会いできなくても、
来年またこの島に渡った時に、
その方の消息を宿の方、常連さんから伺って、
僕は安心するはずです。

そう、きっと来年、また僕はこの島に戻ってきます。



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[ 2008/09/03 02:00 ] たびのはなし。 | TB(0) | CM(10)


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